目玉焼きをレンジで上手に焼く方法 黄身と白身の焼き加減のバランス
最近、目玉焼きを毎日電子レンジで作っています。フライパンで作る場合と違って洗い物が出ないので、楽です。
初めは他のサイトで紹介されている方法で試しましたが、うまく焼けませんでした。白身と黄身の固まり方のバランスが取れなかったのです。
しかしいろいろ試した結果、解決方法が見つかったので紹介します。
結論から言うと、紙皿に卵を入れて袋で覆えばよいのです。その訳を以下に説明します。
- 前提:穴は空けず低ワット数で焼く
- 黄身と白身の固まり方ーー黄身は上からの熱、白身は下からの熱
- フタで黄身の固まり方の微調整
- 耐熱皿ーー白身が固まりづらいためNG
- 紙皿ーー袋の開度でバランスが取れる
- 条件検討の必要性
前提:穴は空けず低ワット数で焼く
過去の偉人たちの知恵により、ワット数については低いほうが良いことがわかっています。そうしないと黄身が爆発するのです。低ワット数(私の場合100W)なら爪楊枝で穴を空けなくても黄身が爆発することはありません。
黄身と白身の固まり方ーー黄身は上からの熱、白身は下からの熱
フライパンだと、フタ無しで焼くと白身が固まっても黄身が固まりません。フライパンの熱が黄身に伝わりづらいからでしょう。フライパンで焼くなら、白身がある程度焼けたら水を少し加えてフタをします。こうすれば、蒸気で黄身が蒸され、固まります。
フタで黄身の固まり方の微調整
このように、黄身の固まり方はフタの有無で変わってきます。
電子レンジでもそれは同じです。私が電子レンジで使うフタは、スーパーのレジ精算後のテーブルに置いてあるあの袋です。袋をきっちり閉めるか、口を大きく開けるかによって、蒸気の逃げ方が変わるため、黄身の固まり方が変わります。
なお、袋は万一の爆発の場合に役立ちます。低ワット数では黄身が爆発しづらいといっても、まれに爆発することはありえますし、白身が飛び跳ねることはよくありますので、フタ無しで卵を加熱するのはリスキーです。そこで私は、必ず皿ごと袋に入れるようにしています。
耐熱皿ーー白身が固まりづらいためNG
電子レンジの場合、皿の種類によって熱の伝わり方が変わります。
耐熱皿は熱を吸収するため、白身が固まるための熱を奪ってしまいます※。それにより、白身が固まりづらくなります。※温度計を付けて測定しているわけではないので、あくまで推定です。
一方、黄身は下方向からの熱が弱くても、レンジの加熱により次第に固まります。
フタ(袋)ありで電子レンジで加熱した場合、レンジ自体の加熱と蒸気による加熱により黄身が早く固まる一方、白身は固まりづらいため、バランスがとれません。
フタ(袋)無しなら黄身が固まりづらくなるのでバランスが取れるかもしれませんが、爆発リスクを恐れてまだ試していません。
紙皿ーー袋の開度でバランスが取れる
紙皿は耐熱皿のように熱を吸収しやすくはありません。そのため、白身が持った熱が奪われるのを防ぐことができます。白身が固まりやすくなるのです。
私の環境(100W)では、白身は2分50秒位で固まります。
あとは黄身の固まり方を調整すれば解決です。袋の口の開け具合を調整しましょう。大きく開ければ黄身が固まりづらく、小さく開ければ黄身が固まりやすくなります。
紙皿は深めの方が袋をかぶせやすくて便利です。浅いと卵に袋が当たることがあります。
条件検討の必要性
レンジの種類、皿の材質など、細かい条件によって傾向は異なるはずです。何回か試して最適条件を見つけると良いでしょう。